Hondaディーラー3チャンネル時代
良く知らずに物事言う人間はバブルの勢いで3チャンネル化したと思っている様だが、CLIO・VERNO・PRIMOの3チャンネル体制はバブル突入前に確立されていた筈である。
CLIO
レジェンド、(アコード)インスパイアなどを扱っていた3チャンネルの中では上位の位置づけ。
その当時、付き合いのあった営業マンからは「5人以上乗れるクルマがあれば買うんだけどなぁ」とか「エアバッグなんか要らねぇから安くしろ」*1という客が多いという愚痴を聞いた覚えがある。
PRIMO
シビックシリーズを主軸に軽自動車などを扱っていた3チャンネルの中では下位の位置づけという印象はぬぐえない。
また、当初はCLIO店と同じアコードを扱っていたものの途中からPRIMO店専用にあつらえられたアコードの兄弟車アスコットがあてがわれる様になった記憶がある。
…が、PRIMO店専売車種の中でアスコット・イノーバは4ドアクーペ的なフォルムで結構良かった覚えがあり、ビートは軽自動車という事もありPRIMO店の専売車種だった。
余談だが、アメリカで展開されトヨタ、ニッサンが後追いする*2形となったアキュラブランドはアメリカの法律の関係*3で販売店の新規展開が出来なくなり苦肉の策で設けたブランドという記事を20数年前の車雑誌で読んだ記憶があるもののメーカーのお客様相談センターに問い合わせても明確な回答は得られなかった。
これは私感だが、新たなブランド創設にあたり従来のホンダとは差別化する意味もありアキュラの取扱車種がレジェンド、インスパイア、インテグラ、NS-Xなど日本国内ではCLIO店扱いとVERNO店の良いトコとりとなったのだと思う。
更なる余談だがアコード・クーペ*4やシビッククーペはUSAアメリカの車種でありアキュラのラインナップにあった事はない筈。