林修の金曜言葉塾@グッド!モーニング

 昨日の事だが、知人に「鰻重(丼)の上と並の違いは一般的に鰻の質ではなく枚数」と話した際に「松・竹・梅ってのはランク付けじゃない」という事も話したのだが・・・奇しくも今日の「林修の金曜言葉塾」で梅繋がりで解説されていて上下関係が無い理由がわかったので自分的纏めしつつの覚え書き投稿。
 なお、投稿時点では更新されていないが詳しくは「グッド!モーニング」公式サイト内の当該ページを参照してください。

塩梅

 その昔、梅(酢)は調味料として使われていた事があり塩と並ぶ最古とも言える調味料でもあった(らしい)。
 また、梅酢の味加減から「塩梅(えんばい)」という言葉が生まれ、具合を表す「按配」と近似という事で現在は「塩梅」と「按配」は読み、意味共に同義となっている。
 まぁ、自分的には「塩梅」は料理用語(?)って感じがするけどね。

松竹梅

「松竹梅」は冬の寒い時期でも緑鮮やかな松と竹、寒い時期に花を咲かす梅と寒さに耐えている植物3つを「歳寒三友」と呼び、それが転じ辛い時、厳しい時でも離れない3人の友という意味となり、後に江戸時代の寿司屋台*1で使われる様になった。
 故に3者は同列のため「松」「竹」「梅」に上下関係は存在せず飲食店等での位置付けは店主の考え方により違ってくる。
 自分的には「松」の雄々しさ(?)で「松>竹>梅」もしくは(寒い時期に)花を咲かすという事で「梅>竹>松」って感じかななんて思うが・・・真っ直ぐに伸びる竹を一番に据えるパターンは難しい気がするね。

*1:寿司は屋台で商われファストフード的な存在だった頃がある