再びダブル試乗
母親乗せて食材の買い物行った後に野暮用と(いうか御節介)で『HondaCars茨城』石岡八軒台店に赴いたので再びFIT3の13Gとハイブリッドを前回より心持ち長めのコース組んで試乗。
13G Lパッケージ
前回はシート(座面)から感じ取れるロードインフォメーションが希薄と感じたが何回か試乗されたりして多少なりともこなれてきてるのかハイブリッドと比べれば物足りなさを感じるものの感じ取れる様になっていてターゲット層*1を考えれば良いさじ加減かなと思った。
また、アイドリングストップはコールドスタートから暖気殆ど無しで走り出したものの数km走行後の信号待ちでも作動した*2ので燃費向上には有効そうながら車内の快適性優先*3で信号が変わる前にエンジン始動する事が多々あり、アイドリングストップからのエンジン始動はアイドリングストップする軽(自動車)程では無いがキュルル的な音がエンジンルームから聞こえてきたもののオーディオを作動させていたり同乗者と話をしていたりすれば気にならないと思われるレベル。
・・・が、前回も感じたアイドリングストップ作動直後にパワートレインが揺さぶられる様な感覚は今回も感じられた。
トルコン式のCVTに関しては前回試乗した時には加速時にダルさ*4を感じたが今回は特には気にならなかった。
なお、停止状態からブレーキペダルをリリースすると極弱いクリープで前に進むものの急めな登坂路では後ろに下がるんじゃね(?)というレベル。
また、今回の試乗はアップダウン及び国道を含む9.7kmの走行だったがマルチインフォメーションディスプレイに表示された燃費は22.2km/Lだった。
他に気づいたのはメーカーオプションのインターナビだがバックカメラのガイドラインがステアリングに舵角がついてるとオレンジ色となる様*5で気が利いてると感じた。
ハイブリッド Lパッケージ
前述の13Gと同じ9.7kmのコースを走ってマルチインフォメーションディスプレイで確認した燃費は26.9km/L*6だった。
また、乗り味は13Gよりもロードインフォメーションが感じとりやすく自分的には好みだが他メーカーからの乗り換え(検討)組には固いとか乗り心地が悪いとか思われる可能性が高いと思う。
次に、一から作り直されモーター発進できる様になったハイブリッドシステムだが・・・走り出しは確かにモーター*7だがタイヤ一転がりし終える頃にはエンジンが始動しエンジンによる走行となってしまうと感じたと同時に、50km強の定速走行に入ると即座にモーターでの走行となりアクセルワークとバッテリ残量にもよるがモーター走行がそれなりに維持される事も再確認。
なお、エンジンとモーターの切り替わりはスムーズでマルチインフォメーションディスプレイのパワーフロー表示を見なければ気づかないレベルで定速巡航という事もありエンジンも唸るような事は無かった。
このハイブリッドシステムはIMAシステム搭載車からの乗り換えでも違和感が無いだろうなと感じた反面、トヨタのTHS系が作り上げたハイブリッドのイメージとは明らかに違うものなので評価が割れそうな気がする。
また、アイドリングストップに関しては電動コンプレッサーの恩恵もあり13Gではコンプレッサー駆動のためにキャンセルされた様なシーンでもアイドリングストップがキャンセルされる様な事は無かった。
最後に、一新されたハイブリッドシステムの核とも言えるホンダ思想のDCTであるiDCDだが変速はダイレクト感がありながらスムーズでCVTやトルコン式ATからの乗り換えでも違和感を感じる事は無いと思う。
まぁ、クリープに関しては13Gと同じく急めな登坂路じゃ下がるだろ(?)なレベルの弱いもので例えるならMT車を半クラで恐る恐る繋いでる感じかな。
あ、試乗車には遅れて入庫したディーラーオプションのナビVXM-145VSiが装着されていてインターナビ・プレミアムクラブ対応モデルらしくSBM回線の通信ユニットがセンターコンソールの小物入れに置いてあるのが確認できたがメーカーオプションのインターナビと違いセンターコンソール(空調操作パネル下)に蓋付きのUSB端子はなく空調パネル直下に設けられたケーブル引出口から引き出されたケーブルに繋がれていた。
また、バックカメラのガイドラインもメーカーオプションのインターナビの梯子的な表示ではなく中央に数本の縦ラインがあり、それを横切る数本の横ラインといった個人的には視認性悪いんじゃね(?)な仕様だった。