たらればなハナシ ホンダ編

 まず、前置きとしてiMMDをe:HEVと改名し搭載した4代目フィットだが…八奪い当初こそ好調だったもものの既に販売が伸び悩んでるといった実状をネットで知り、昨日は石岡八軒台店、今日は土浦木田余店に試乗がてら行ってみた。
 結果、ネットで目にしたのは事実の様で新型コロナにトヨタのヤリス発売で厳しいとの事。
 まぁ、肝心のe:HEVフィットは発売当時に試乗した時に感じたエンジン掛かりっぱなしやんけな事は無くテレビCMのコピーに偽りなく気持ち良く走れたのだが…メーターパネルに液晶表示を用い近未来感を演出した運転中の視野とのバランスが悪く感じるのも事実。
 ある意味、パクリと言われるのを承知で日産のePOWERの様に走行はモーターオンリーでエンジンは発電専用と割り切った構造にしてしまった方が改名したe:HEVという名称的にも良かったと思うし、既に一期分の予約分は完売となったらしいHONDAeに採用されてるらしいシングルペダル*1も搭載すれば自分的にも食指が動いたのにと思う。
 とは言え、何故にiMMDが一定速度以上の定速走行時にエンジンでの駆動とする複雑な構造にしたかを考えると…この案は有り得ない話となるのだが、ここでタイトルのたらればなハナシとなり、実は私の所有するIMAフィットは購入一年後にIMAバッテリ冷却ファンの異常動作*2が発生し、一回目は冷却ファンの交換で治まった*3ものの翌年の冬にも発生しディーラーのサービスでは手に負えずメーカーのテクニカルセンターという専門部署に持ちこまれたのだが、事象は確認出来たものの原因はわからないという御粗末にも程がある結果。
 まぁ、自分の場合、マルチインフォメーションディスプレイの表示を信じるならばIMAバッテリ充電状態は50%以上をキープするといった状態*4で常に充電過多な状況という認識はあるので本当に原因究明して問題解消する気があるなら代替車両の提供を条件に自分の車輌をテスト車両と提供し再現テストの協力もすると申し出たものの当時の店長と担当営業に無視された。
 しかも、時間を割いて説明してやったと言うのに後になって難癖を付けてくる上に具体策の提案は無しというていたらくさ(呆
 ちなみに、現在は冷却ファンの異常高回転は発生していないのだが…これは高回転となるケースは判明したので、その時にはファンの回転制御をしないという誤魔化し処理をしていると20年ほど*5システムエンジニア経験のある人間的には思っている。
 自分の性格的に本題に入るまでに補足説明が多くなってしまったが、流石に本題突入で数日前に書いた様にIMAはフライホイールがモーターという構造なので走行中も発電するという開発者の意図しない事象があるという事で、前述の提案が受け入れられてれば再現テストの際に事象を話す事で走行エネルギーで発電が実現していたかもしれないかなと思う。
 とは言え、低負荷でモーター駆動に必用な電力量を発電する発電機の仕組みを思い浮かぶのは数年後なのだが…
 まぁ、仕組みは別として試行錯誤してでも走行エネルギーを活かした発電が実現してれば非駆動輪*6から動力を得て*7を回して発電し、定速走行時はエンジンを動かさずに済むのでヤリスに負けてる燃費という点では大きく改善できるだろうし、自分的には現代のマスキー法とも言える車輌の電動化規制*8もクリアできる電動車ができると思うんだけどね。
 とか書きつつ日産程へは無いせよ企業的に終わりつつある感の強い*9ホンダに期待するのも酷かなとも思うのも事実で、これは今度のフィットではオートリトラミラーが標準装備じゃなくなっているらしいのだが、その理由は抑えるためととれない事もないが、自分的にはマイナーチェンジで装備するためと推察していて、根拠は2代目フィットの最終型はエアコンにプラズマクラスターが内蔵されたのにフルモデルチェンジしてフィット3となった際に削られていた事から。
 他にも客相*10の管理職クラスが如何にも高学歴バカで「以前にアキュラブランド設立について問い合わせた事があるのですが…」と意地悪くもツッコミと言うか追い打ちをかけた事があるのだがかえってきたのは「国内市場に特化してますから」だった。
 いや、何らかの回答をした上で付け加えるなら文句は言わないが答えようともしない時点で終わってるというか前述のマイナーチェンジを見据えての快適(便利)装備の削除とか国内市場軽視*11の1000倍はユーザーを馬鹿にしてるとしか思えん。
 ホント、こんなんじゃ本田宗一郎も藤沢武雄も泣くに泣けない事だろう。
 なお、貧打宗一郎を知らない人は居ないとは言い切れないものの極めて少ないと思うが藤沢武雄は誰それ(?)な人が多いと思うので付記しておくと本田技研を経営面から支えてきた人物で「藤沢武夫〜本田宗一郎を「世界のHonda」にした男」を見てもらえば本田宗一郎藤沢武夫と出会わなければ今日の本田技研が無い事がわかって貰えると思う。
 …が、藤沢武夫の数少ない失敗は自分の後継者を育てなかった事と感じる今日この頃。

*1:要は日産ePOWERのワンペダルと同じで走行モードによっては停止までアクセルペダルのみでコントロールできるらしい

*2:高回転で回りだし止まらなくなる

*3:交換した冷却ファンを見せてもらったが自作PC経験者的に見るからに異音を発しそうなファンだった

*4:しかも、登坂路でもモーターアシストが入る事は稀で40km/h強でのモーター走行が数少ないバッテリ消費シーン

*5:業界入りした頃を考慮するとシステムエンジニア歴は1~15年くらいかな、(--;

*6:フィットの場合リアタイヤ

*7:イメージ的にはトヨタ・日産にあるe4WDの逆ね

*8:国や州で名称も規定も違うので調べるの面倒

*9:あくまで私感です

*10:お客様相談室

*11:本田宗一郎には50年くらい前に国が日本の自動車メーカーをトヨタと日産の2社で充分などという馬鹿な事を企てた際にアメリカに工場作ってバンバン輸入してやると通産省の役人にタンカを切ったという逸話があったりするし